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2022年9月13日<報告>【臨床検査技師】二級臨床検査士資格認定試験「血液学」(西日本)開催
2022年9月3日(土)、4日(日)に本学キャナルポート(C棟)にて資格認定試験が実施されました。臨床検査技師の重要な業務の一つに精度管理があります。測定機器に関しては保守管理のマニュアルに沿った毎日の精度管理のほか、定期的に実施されるサーベイに参加することによって施設間差の是正に努めていますが、検査手技の品質管理に関しては客観的指標の作成が簡単ではありません。知識や技術が一定以上の水準であることを保証するために、多くの病院や検査センターでは「認定資格の取得」を推奨しています。
今回、本学で実施された認定試験は「血液学」で1日目は血液検査に関する知識を確認する筆記試験、2日目は血算、凝固、血液標本の作製染色の手技を評価する実技試験でした。出願者数は120名で九州・四国・中国地方など遠方からの受験生も多く来校されました。 試験の運営・実施は関西の医療機関や教育機関に勤務する臨床検査技師が担当することになっているため、1年に一度実施される認定試験が久しぶりに会う技師仲間との情報共有の場ともなっています。本学での開催は初めてでしたが、大きなトラブルもなく無事に終了することができました。学生スタッフとして臨床検査学科3年在校生が受付や受験生誘導などの業務を受け持ってくれました。「将来取得するかもしれない認定試験の運営という、貴重な経験ができました」と話してくれました。