◆オンライン会報
2021年10月1日【オンライン校友会報No.21】 活躍する卒業生 – 板阪 崇信さん – / その他 information.
活躍する卒業生
これから自分の治療スタイルを作っていきます
僕は社会人からの入学で、6年間のサラリーマン生活に終止符を打って、鍼灸師へ方向転換しました。その切っ掛けは自分自身の鍼灸体験でした。退職後、就活している時に「医療系が希望なら鍼灸師という職業があるが、一度鍼灸を受けてみないか？」と知人から勧められ、物は試し…と受けたのがすごく心地良くて魅力的だったのです。それは東京都内の鍼灸専門学校附属の鍼灸院で、すぐに都内を始め、関西等の鍼灸の専門学校を調べました。
本当に巡りあわせで人生どうなるかわからない。鍼灸治療をしている今の自分の姿に一番驚いているのは僕自身かもしれません（笑）。
森ノ宮に決めたのは直感です。ゼロからスタートするつもりで東京から大阪に移住して正解でした。楽しく充実した３年間でした。学生時代の思い出は、「子どもの健康サークル」とカルタ部ですね。健康サークルは大体1カ月に1回のペースで、母子家庭の親子さんが利用されている施設で、子ども達を元気にするにはまずお母さん達に元気になってもらおうと、お母さん達にお灸を受けてもらいました。クラスメイト同士でお灸をし合うのとは全く違った緊張感があって、本当に良い経験でした。カルタ部はできたばかりで、平成28年の日本鍼灸師会学術大会（福岡）第１回学生経穴カルタ大会に参加し、皆でワイワイ言いながら楽しく頑張って経穴を覚えました。もちろん国家試験にも役に立ちました。
修業できる鍼灸院を見つけるのは難しいと聞いていましたが、僕は卒業後は絶対に鍼灸院で修業したいと思っていました。卒業後２年間、帯広の東方鍼灸院で修業できたのは本当に幸運でした。
実は幸運はもう１つ。地元尾道に帰ってから１年間、整形外科医院で西洋医学的な診方、さらに刺す鍼を研修させてもらいました。内科的な疾患も診る家庭医的な医院で、刺す鍼は学生時代以来でしたが、実際に様々な疾患に有効なことを経験しました。
僕の治療のベースは吉川先生の陰陽太極鍼です。これから吉川先生の技術をさらに深めていきたいと思っています。同時に、自分の鍼灸の視野を広げるために、刺す鍼やお灸も勉強して、いろんなことを吸収して、自分のスタイルを作っていこうと思っています。
森ノ宮医療学園校友会
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