◆オンライン会報
2021年9月22日【校友会会報No.21 – オンライン版】 森ノ宮医療大学 荻原 俊男 名誉学長 – 瑞宝中綬章叙勲 –
瑞宝中綬章叙勲の栄誉に浴して
私こと、この度図らずも令和3年春の叙勲にさいし瑞宝中綬章の栄に浴しました。長年の教育、研究における貢献に対してとのことです。この受章は森ノ宮医療大学の推挙に基づくものであり、大阪大学時代を含めひとえに多年にわたる皆様のご指導とご支援の賜物と深く感謝申し上げます。今回はコロナ禍により、文部科学大臣の伝達式、天皇陛下拝謁などの行事はすべて中止となり、推薦施設での代表者からの授与ということで、過日、清水理事長より教授会において拝受致しました。申請から学内授与式まで事務局の皆様には多大なご苦労をおかけしました。改めて御礼申し上げます。 さて私はこの4月より学長を退任し、名誉学長として引き続き勤務しています。現在森ノ宮医療大学は第2期中期計画の折り返し地点にありますが、理事長の号令のもと、関西圏トップの医療系大学という地位を確固たるものとし、さらなる高みを目指して邁進しています。この10年、私は学科の増設、大学院後期課程の設置など量的拡大に取り組み、2020年度には医療系大学としては受験志望者数が関西圏で最多となり、また診療放射線学科が完成年度を迎える2023年度には在校学生数2,000人に及ぶまでの大学に成長しました。今後は教育、研究のさらなる進化を意識し、本学ブランドのステップアップ、チーム医療教育の新たなる展開、世界に発信できる研究活動の促進など、清水理事長の御理解と青木新学長のリーダーシップのもと、教職員が一丸となって取り組んでいただきたいと願っております。来年度には念願の学部再編がスタートします。1学部制から3学部制となり、より充実した教育、専門性と自律性の向上、独自性を有する研究活動が期待されます。そして、大学院看護学専攻博士前期課程にはNPコースが新たに誕生、また待望の大学附属クリニックが新設される予定です。地域医療への貢献、学生の健康管理の一元化、教職員の福利厚生に大いに役立つとともに、教育・研究のフイールドとしてもその活用が期待されます。Change&Challenge で始まった大学の中期目標は現在、Be Precious!Be Prestigious!とさらなる高みを目指して進化しました。「価値ある名門校を目指せ」ということです。その標語通りの歩みに安心し、また今後に大きな期待を寄せております。引き続き校友会の皆様のご支援、ご指導のほどよろしくお願い申し上げます。栄えあるご受章を心より祝して
荻原俊男名誉学長の長年のご功績に対するこのたびの栄えあるご受勲、謹んでお祝い申し上げます。誠におめでとうございます。不肖の弟子として30年以上にわたり御指導いただいてきた私としても、大変誇らしく本当に嬉しく思います。老年医学をご専門とする荻原先生の人並はずれた優れた学問的業績は言うまでもありませんが、それに加え、超高齢社会におけるオピニオンリーダーとしての社会活動・啓発は、まさに日本の近代老年医学の父ともいえるご活躍でした。そして、医学教育者・指導者としての類稀なる能力。大阪大学や大阪急性期総合医療センターでのご活躍や社会貢献もまた素晴らしいものです。先生のご活躍を目の当たりにしてきた私にしてみれば当然の叙勲であり、さほどの驚きはありませんでしたが、実際に勲章を拝覧させていただいた時には、先生のこれまでのご努力に胸が熱くなり、お祝いの気持ちとともに、これほどの先生に育てていただけたことに深い感謝の念を禁じえませんでした。 そして何より、本学を僅か10余年でここまで発展させた、そのご尽力に本学教職員を代表して感謝申し上げたいと存じます。わずか2学科のみであった小さな私立大学を、学長ご就任後の看護学科新設を皮切りに、作業療法学科、臨床検査学科、臨床工学科、診療放射線学科、助産学専攻、大学院修士課程博士課程と、まさに怒涛の勢いで設置され、2,000人規模の大学に 成長させてくださいました。この間僅か10年余り!短期間でここまで成長した大学も稀有だと思いますが、先生のリーダーシップもまた尋常ならざるものでした。それだけに、このたびの叙勲が森ノ宮医療大学の肩書で受章していただけたこと、本学関係者として大変嬉しく、本学にも栄誉のお裾分けをしていただけたと感謝しております。
荻原先生は大きな成果を遺して学長をご退任され、瑞宝中綬章の栄誉に浴され ましたが、先生のバイタリティはまだまだ枯れることがないことも存じ上げております。叙勲は人生の集大成ともいえる一区切りではありますが、私たちのみならず医学界 はまだまだ先生のお力を必要としています。ご受章を心よりお祝い申し上げるとともに、先生の益々のご活躍を祈念しております。 荻原先生このたびは輝かしい叙勲、誠におめでとうございます。私は21年前に荻原先生の主宰される大阪大学の加齢医学講座(現 老年・総合内科学講座)に、先生のご人徳に惹かれて入局させて頂きました。以降、医師としての基本姿勢、臨床、研究など多岐にわたり直接、または荻原先生門下の多くの優れた諸先生から間接的にご指導ご鞭撻を頂きました。そして5年前に荻原先生、楽木先生、青木先生のご推挙により森ノ宮医療大学に勤務させて頂くことになりました。荻原先生の類稀なリーダーシップのもと、森ノ宮医療大学は私の着任時より2学科1専攻科、その後更に2学科と大学院3専攻が新設され、現在は1学部・7学科、大学院3専攻、助産学専攻科を擁する専門性の高い教育体制を整えた関西最大級の医療系総合大学に成長させて頂きました。また、分野別志願度ランキング看護・医療・保健・衛生分野では、3年連続で関西エリア1位となりました。これらは荻原先生の類稀なリーダーシップのもと教職員が一丸となって取り組んできた成果であり、その一員であることに心から感謝しております。今後森ノ宮医療大学がさらなら発展を遂げ、学びと研究の一大拠点となるためにはまだまだ先生のお力を必要としています。ご受章を心よりお祝い申し上げるとともに、先生の益々のご活躍を祈念しております。 栄えある瑞宝中綬章のご受章を心よりお祝い申し上げます。長年にわたる医学の発展ならびに教育への多大なご貢献に、あらためて敬意を表したいと思います。
荻原先生は、大阪大学医学部付属病院病院長、大阪急性期総合医療センター院長を歴任された後、森ノ宮医療大学第2代学長として昨年度まで10年間、ご在職いただきました。今年度からは名誉学長として、引き続きお力添えをいただいております。
森ノ宮医療大学は荻原先生が学長をされていた10年間に大きく発展し、今では関西圏最大級の医療系総合大学として多くの方に知っていただける存在になることができました。 これは、まさに荻原先生のリーダーシップによって、教職員が一丸となって取り組んできた成果であり、大学間競争が激しくなる中「注目される大学」の一つとして取り上げていただけるという結果になって表れています。
本学での10年間だけでも大きな功績をあげられているのですが、この度の受章は、阪大時代から荻原先生が積み重ねてこられた研究・教育・臨床への多大な功績が、あらためて示されたものであり、学園の理事長として感謝するとともに、心よりお祝い申し上げます。
森ノ宮医療大学は、さらなる発展をとげるべく、これからも新たなチャレンジをしていきたいと考えております。今年度より青木元邦学長体制となり、次のステージへ向けての計画を進行させています。荻原先生には名誉学長として、今まで同様に大学そして学園をさせていただきたいと思っております。卒業生の皆さんにおかれましても、これからの森ノ宮医療大学に是非期待していただき、ご支援、ご協力をいただければ幸いです。