国家試験に向けて頑張っている後輩達へ

◆卒業生投稿

2020年1月14日 後輩の皆さん、卒業試験、国家試験合格に向けて今、一番しんどいときですよね。自身もちょうど4年前、体力的にも、精神的にも本当につらい時期を過ごしました。私達は何かを得るには何かを手放さないといけません。当時はそんなことを考える余裕は当然あるわけもなく、ただ試験の勉強に追われる日々に正直嫌気がさしていました。 常に何故、鍼灸師を志そうと思ったのかを把握、意識できていれば何の問題もなく、今されている勉強に打ち込んでもらえれば大丈夫ですが、人間は弱い者で目の前の現実があまりにも厳しく、つらいと目を背けたり、逃げ出したりしたくなるものです。そんな私は常に心が揺らぎ、ぶれており、今本当に大切にしたいもの、時間が見えなくなりました。 学校の授業も休み癖があり、テストでは常にギリギリのラインで通るような姿勢でやって来たので、当然の代償です。資格を取得したのちも、いかに無知であることを痛切に感じさせられる日々を送っています。 皆さんは資格取得後の自身をイメージしながら勉強されていますか?未来に希望、光を見出せる学びとはなんでしょうか。誰かに与えられる勉強はそう長く継続出来ません。しかし、自らが学ぼうと思う姿勢、意識が急速な成長に結びつきます。 何より睡眠不足、特に内臓の疲れには充分注意です。試験に向けて頑張ろうと思う気持ち、強い気持ちを持ち続けようとする精神力をつくっているのは紛れもなく五臓(内臓)です。 この内臓が疲労するとそれに対応する気持ちが弱くなるのは当然です。 内臓の疲労を取るような生活を心がけ、内臓疲労を取り除くサポート役の鍼灸治療を積極的に取り入れることでより日々のコンディショニング、試験に向けての体調管理がしやすくなります。 皆さん、あともうひと踏ん張りです。私は、森ノ宮を選び、この世界に入って本当に良かったと心からそう思っています。健闘を祈ります。

【はり灸碧空福森千晶(専/鍼灸学科41期)】