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平成30年4月24日
平成29年度校友会大学部会(理学療法学科)研修会の実施報告
平成30年3月25日(日)に本学実技室で「喀痰の吸引」研修会を開催しました。講師は、本学理学療法学科教授の堀竜次先生に務めていただき、吸引に関する理論と実技についてご指導いただきました。また、実技指導においては、星ヶ丘医療センターから4名の理学療法士の方々にもお越しいただき、臨床経験を交えてご指導くださいました。
リハビリテーション専門職による喀痰の吸引は歴史が浅く、平成22年4月30日に厚労省医政局長から出された通知「医療スタッフの協働・連携によるチーム医療の推進について」(https://www.mhlw.go.jp/topics/2013/02/dl/tp0215-01-09d.pdf)の中で初めて認められた医療行為です。したがって、私を含む多くの理学療法士にとっては、まさに学校では勉強していない内容であり、本学でも授業内に組み込まれたのは比較的最近のことです。そのような背景の下、代議員の方から発案を受けて今回の研修会が実現しました。
講義は、吸引に関わる解剖学・生理学から始まり、堀先生の経験知を交えながら、吸引場面で遭遇しうる病態・症状・リスク等について順序立てて教えていただきました。実技は、清潔操作の手続きについてデモと実践を反復する内容で、アシスタントの方と話をしながら、ざっくばらんな雰囲気で進めることができました。私自身もひとりの受講者として参加させていただき、とても有意義な研修会となりました。堀先生ならびに星ヶ丘医療センターの方々には心より感謝申し上げます。
今後も、呼吸に関する研修会は継続して参りたいと考えております。また、理学療法学科に限らず他の卒業生にも案内することを検討しております。さらに、将来的には外部団体からも認知される研修会とすることも計画していますので、卒業生の方々には是非ご参加いただきたいと思います。どうぞ宜しくお願いいたします。
【森ノ宮医療学校友会幹事 木内 隆裕(理学療法学科教員)】