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平成29年6月15日
【尾﨑先生も推薦!】鍼灸OSAKA – デジタル版 No.71
今年から始まった 鍼灸OSAKA絶版号 – デジタル版【PDF】の発売。1985年に第1号を刊行してから現在で125号(H29.6月現在)となります。125号中で書籍として絶版になったものは約30号あります。今回はその中からお問い合わせの多かった人気号の一つをご紹介いたします。
尾﨑先生 おススメ レビュー !!
「こんなすごい執筆陣でこの値段!? 一読の価値ある一冊」
鍼灸OSAKA 71号「体表所見をとる」の発刊は2003年。
14年前の発刊であるにもかかわらず、今読み返しても遜色ない内容である。
先日行われた『第66回全日本鍼灸学会東京大会』におけるシンポジウム「あなたは患者さんに触れていますか?~日本鍼灸の特徴である“触れる”を科学する~」の中で、シンポジストの津田昌樹氏も本号を引用し、触れることの重要性を力説されていた。
巻頭の座談会では、形井秀一先生が司会をされており、谷岡賢徳先生(大師はり)、黒岩共一先生(トリガーポイント)、酒井蓮哲先生(北辰会)など錚々たるメンバーが体表所見について議論を展開している。
アラカルトでは、日本臨床鍼灸懇話会副会長(当時)の故 木下伸一氏が「診断・治療のための触診所見」と題して、刺鍼のための触診と刺鍼法等を詳細に紹介し、鍼灸治療に重要なヒントが述べられている。
その他、小川卓良氏、池田政一氏、宮脇和登氏、伊藤和憲氏など、執筆者を挙げるだけでも一読の価値はある。
鍼灸治療にとって、体表の所見を取ることは、診察の1つであるとともに、治療点を決定する上で重要な要素である。
【森ノ宮医療学園専門学校 副校長 尾﨑 朋文(専/鍼灸学科3期)】
No.71 体表所見をとる (2003.8月)
目次
口絵 〔原医図より〕扇鵠淳子意 一古代中国の名医図 /横山浩之
特集 I 座談会
- 治療ポイントのとり方/形井秀一・谷岡賢徳・黒岩共一・酒井蓮哲・尾崎朋文・井上悦子
II ア・ラ・力ルト
- 診断・治療のための触診所見/木下伸一
- 触診情報の重要性/小川卓良
- 体表観察の原則/金子朝彦
- 鍼灸の腹証/池田政一
- 奇経腹診における腹部反応の確認と消去法/宮脇和登
- 圧痛・硬結の臨床的意義について/伊藤和憲・北小路博司
- 発汗所見の意義/小林詔司
- 四型分類(異常な場の形態特性)と診断、治療とのに関つ係いて/戸ヶ崎正男
- 私の望診術/河内 明
- 触診と望診による診察治療/原田浩-
- 体表所見を取る/鈴木育雄
連載
- 私の本棚 『江戸の医療風俗事典』
- 薬膳料理 現代によみがえる安倍晴明/武田淳一
- 臨床古典学 その5 臨床現場からみた古/典藤本蓮風
- 講演レポート 患者とのコミュ二ケーション能力を高めるために/小島賢久
- 見学レポート「総合力」で慢性病患者の治癒力をたかめる/小笹真希・岩瀬千秋
- 海外銀灸事情 パンクーパーカナダ<その5> 北米で流行る伝統中医(TCM)/高橋英生
- 書評『意仲玄奥J との対話 小首戸洋監修『日本腹診の源流 – 意仲玄奥の世界 -」 を読んで/藤本蓮風
- 名歌にまなぶ 十五 高村光太郎 誌作抄/久米建寿
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