◆ 平成27年度校友会勉強会 講座⑤『長野式治療デモンストレーション』
長谷川 吾朗 先生
7月25日(土) 16:30~18:30@森ノ宮医療大学
7月の校友会勉強会は初めての大学での開催でした。
講師の長谷川吾朗先生は「長野式臨床研究会」の副代表であり
大阪支部の講師もしておられます。
まず、長野式鍼灸治療を行う団体が「臨床研究会」以外にもあることに軽く触れられました。
どちらの団体も故 長野潔先生が創り上げたものを大切にし、意思を次いで後世に残していこうとしています。
長野式について、「講師だからできる!」「慣れているからできる」「上手いからできる」
というところではなく、「誰が行っても効果が出せる」【再現性の高さ】を持った治療法であること。
このことを講座を通じて伝えておられました。
今回のデモンストレーション講座は早速、実技モデルを用いて始まりました。
長野式鍼灸についてはほとんどの方が知識のない状態でのいきなりの実技です。
長谷川先生は、実技を行いながら長野式の概論を説明します。
脈診や腹診。火穴診や局所診について。
説明を交えた実技はどんどんと進んでいきます。
その中で、時折、受講生に脈を診させたり、腹を診させたりします。
終盤は、受講生の取穴と刺鍼で効果がでることも示しました、
私自身10年以上長野式に親しんでおりますが、
初学者の方々にも、この講座を通じて「誰でも簡単にできること」がよく伝わったように思います。
【伊藤 圭人(鍼灸31期)】